NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜 午前8時、土曜は1週間の振り返り放送)は、女優・今田美桜(28)がヒロインを務め、18日に第101話が放送された。この回で、アイドルグループ「乃木坂46」の久保史緒里(24)が朝ドラ初出演を果たした。久保史緒里は、童謡「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手・白鳥玉恵役を演じ、乃木坂46の現役メンバーとしてNHKの2大ドラマ枠である大河ドラマと朝ドラの両方に出演した初の人物となった。制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)が、久保の起用理由とその魅力を語った。
「あんぱん」は、脚本家・中園ミホ氏によるオリジナル脚本で、朝ドラ通算112作目となる。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・暢をモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦の物語が描かれる。
久保史緒里 プロフィール
- 英語名:Shiori Kubo | 本名:久保史緒里
- 生年月日:2001年7月14日(24歳)
- 高郷:宮城県 | 国籍:日本
- 身長:161cm | 体重:- | 血液型:- | MBTI:-
- 所属事務所:乃木坂46合同会社
- デビュー年:2016年(乃木坂46 3期生として)
- 個人SNS:Instagram | X https://x.com/shiokubo0714
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あんぱんの手のひらを太陽に 歌手
「手のひらを太陽に」は、作詞をやなせたかし(柳井嵩のモデル)、作曲をいずみたく(いせたくやのモデル)が手掛け、1961年(昭和36年)に発表された。NHK紅白歌合戦に6回出場した人気歌手・女優の宮城まり子(白鳥玉恵のモデル)が歌い、翌1962年(昭和37年)にNHK「みんなのうた」で放送された。本作は、年代設定を除き史実に基づいた展開となっている。
また、やなせたかしは宮城まり子の初リサイタルの構成を依頼され、衣装デザインも担当。その後も宮城のステージをサポートし、自著「アンパンマンの遺書」(岩波現代文庫)で、舞台の構成や演出を学んだ「師の一人」と記している。
倉崎CPは、乃木坂46のコンサートを訪れた経験から久保に注目していた。2023年の大河ドラマ「どうする家康」での五徳役(織田信長の娘)の好演も印象的だったと述べる。この日の放送では、オープニングタイトル後に「手のひらを太陽に」のレコードが流れるシーンで、久保が実際に歌唱。「歌と演技の両方が求められる役だったため、久保の表現力に期待した。聴くだけで元気が湧く素晴らしい歌声だった。宮城の特徴的な『血潮』の部分も、久保は事前に稽古を重ね、録音に臨んでくれた」と起用理由を説明し、再現度を高く評価した。
放送での久保の歌声は約30秒、登場シーンは2つのみだったが、やなせ夫妻の物語に欠かせないキャラクターとして重要な役割を果たした。7月のキャスト発表時、久保は「朝ドラ出演は長年の夢だった」とコメント。倉崎CPは「久保が『あんぱん』を当初から見て愛してくれていたこと、オファーに涙を流したと聞き、スタッフも喜んだ」と、相思相愛の関係を明かした。
手のひらを太陽に
- 歌手 宮城まり子、ビクター少年合唱隊
- 作詞者 やなせたかし
- 作曲者 いずみたく
- 映像 アニメーション
- 映像制作者 やなせたかし
- 初放送月 1962年2月-3月[3]
- 再放送月 2013年2月 – 3月
- 2021年2月
- 2022年8月 – 9月
- (以上ラジオのみ)
- その他 1981年9月23日放送の『みんなのうた20年』で一部放送。
「手のひらを太陽に」は、日本の童謡として非常に有名な曲です。作詞はやなせたかし、作曲はいずみたくによるもので、子どもたちに夢や希望、未来への明るい気持ちを伝える内容となっています。歌詞の一部には、「手のひらを太陽にかざすと まぶしいな まっかな 太陽が あったかいな」というフレーズがあり、子どもの純粋な目線で自然の中の明るさや温かさを感じ取る様子が表現されています。
「手のひらを太陽に」のオリジナル歌手は不明ですが、この曲は日本の童謡として広く知られています。作詞はやなせたかし、作曲はいずみたくによるもので、1962年に発表されました。多くのアーティストや合唱団によってカバーされていますが、特定のオリジナル歌手は定められていません。代表的なカバーとしては、NHKの「おかあさんといっしょ」で歌われたバージョンや、さまざまな学校の合唱で親しまれているものがあります。
久保史緒里
久保史緒里は、日本のアイドル、女優、ラジオパーソナリティとして活動する乃木坂46のメンバーである。2001年7月14日生まれで、宮城県出身。愛称は「しおりん」「くぼしー」で、ファンから親しまれている。乃木坂46の3期生として2016年に加入し、清純なルックスと透き通った歌声、演技力で注目を集める。2025年8月時点で、NHK連続テレビ小説「あんぱん」での朝ドラ初出演や、大河ドラマ「どうする家康」での好演が話題となり、アイドル活動以外でも存在感を示している。特に「あんぱん」では、童謡「手のひらを太陽に」を歌う人気歌手・白鳥玉恵役を演じ、短い登場シーンながら強烈な印象を残した。
乃木坂46での活動では、シングル「君に叱られた」のセンターや、ラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」のパーソナリティを務めるなど、多才な活躍を見せる。彼女の歌声は、透明感と情感に富み、ファンや視聴者から高い評価を受けている。2025年9月に放送予定のNHK「みんなのうた」では、乃木坂46のメンバーとしてではなく、個別のプロジェクトに関連する話題も注目されている。久保のキャリアは、アイドルとしての活動を基盤に、女優や声の仕事へと広がりを見せている。
彼女の最も有名なエピソードの一つは、乃木坂46加入前のオーディションでの努力である。2016年の3期生オーディションでは、歌やダンスの経験が少ない中、持ち前の真摯な姿勢で合格を勝ち取った。オーディションでは、緊張しながらも自分らしさを表現し、審査員に強い印象を与えた。また、宮城県出身であることから、東日本大震災の復興を願う活動にも積極的に参加し、地元への愛を度々語っている。この地域愛は、ファンとの絆を深める要素ともなっている。
乃木坂46の楽曲では、「君に叱られた」(2021年)や「Actually…」(2022年)などで重要な役割を果たし、グループの中心的メンバーとして活躍。彼女の歌声は、グループの楽曲に情感を添える一方、ソロでの歌唱機会でもその実力を発揮する。特に「あんぱん」での「手のひらを太陽に」の歌唱は、宮城まり子の再現度が高く、視聴者に感動を与えた。久保は、アイドル、女優、パーソナリティとしての活動を通じて、幅広い層から支持を集める存在である。
受賞履歴
- 2018年:日本レコード大賞(乃木坂46「シンクロニシティ」)
- 2017年:日本レコード大賞(乃木坂46「インフルエンサー」)
- 2016年:乃木坂46 3期生オーディション合格
- 2017年:乃木坂46 18thシングル「逃げ水」で初選抜
- 2021年:乃木坂46 28thシングル「君に叱られた」で初センター
- 2023年:NHK大河ドラマ「どうする家康」五徳役で出演
- 2025年:NHK連続テレビ小説「あんぱん」白鳥玉恵役で出演
放送、映画、ドラマ作品活動内訳
- 乃木坂46のオールナイトニッポン(2019年~、ラジオ)
- 乃木坂工事中(2016年~、テレビ朝日)
- バナナマンのせっかくグルメ(2020年、TBS)
- 音楽の日(2021年、TBS)
- シブヤノオト(2019年、NHK)
ドラマ出演作品
- どうする家康(2023年、NHK大河ドラマ) – 織田信長の娘・五徳役。初の時代劇で、落ち着いた演技が評価された。
- あんぱん(2025年、NHK連続テレビ小説) – 白鳥玉恵役。童謡「手のひらを太陽に」を歌う歌手役で、短い登場ながら歌声と演技が話題に。
清純なルックス、透明感のある歌声、確かな演技力で知られ、2025年8月時点で24歳。乃木坂46加入後、シングル「君に叱られた」(2021年)で初センターを務め、グループの中心的存在として活躍。NHK連続テレビ小説「あんぱん」(2025年)で白鳥玉恵役として朝ドラデビューを果たし、童謡「手のひらを太陽に」の歌唱シーンで注目を集めた。