[中国ドラマ] 桃花映江山 ネタバレ 結末 あらすじ レビュー 配信
『桃花映江山』(The Princess’s Gambit)は、2025年にテンセントビデオで放送中の大型ファンタジー・ロマンス古装劇です。ベクロソンシャン(白鷺成雙)の人気小説『桃花折江山』を原作とし、桃の花のように美しいロマンスと巨大な権力の流れが交錯する世界を描きます。北元国の和親公主カン・ドファと、紀国の左相シム・ジェヤが、政治的陰謀や権謀術数、そしてそれぞれの生存と愛のために激しく対立しながら、互いの剣であり盾となっていく過程を繊細に描写しています。 ドラマは、二つの王朝の戦争と和親、宮廷の暗闘や権力争いを背景に、主人公たちが経験する内面の成長や人間的な苦悩、そして徐々に芽生える愛情を緻密に描いています。シム・ジェヤは冷酷な権力者で、外見は奸臣ですが、民と国のために自ら悪名を背負う人物です。カン・ドファは政治的な人質として紀国に嫁ぎますが、生存型の戦略家として自分の運命を切り開こうと努力します。 本作は、権謀術数とロマンス、高密度のサスペンス、そして感覚的な美術演出が融合し、2025年上半期の最も話題の作品とされています。華麗な映像美と繊細な感情線、俳優たちの熱演が相まって、視聴者に深い没入感と余韻を与えます。 中国ドラマ 桃花映江山 桃花映江山 評価 桃花映江山 キャスト イ・ジュン監督 フィルモグラフィー 『桃花映江山』は2024年5月から9月まで事前制作で撮影されました。監督イ・ジュン(易軍)は、以前『復流年』『謎の武江』などで共同演出や感情線の演出で高い評価を受けています。本作でも俳優の演技力を最大限に引き出すディレクションと、暗く感覚的な映像美が際立っていると評価されています。特に政治的緊張とロマンスのバランス、高密度のサスペンス演出が特徴です。 桃花映江山 OST 桃花映江山 あらすじ 結末 第1話 北元国と大気国の国境では戦争が続き、民心は荒れ、民は生活の基盤を失っていた。北元国の王は病で政務を執れず、幼い世子のため皇后の劉氏が摂政を務める。劉氏は戦争を終わらせ二国の和親のため、公主カン・ドファに大気国へ嫁ぐよう命じる。もし和親が破れれば反逆罪とする厳命まで下す。 カン・ドファは幼い頃から宮廷に閉じ込められ18年を過ごし、苦しみと屈辱を味わってきた。和親の名目で宮廷を離れるが、自由を取り戻すという思いで心を奮い立たせる。彼女は自分を苦しめた者たちに必ず復讐すると誓う。ある日、冷宮で火事が起こり、カン・ドファと世子カン・ジャンギョルは混乱に乗じて脱出する。二人は竹籠に隠れ、香を使って兵士の目を欺く。カン・ジャンギョルはなぜ父が姉を和親に出すのか理解できないが、カン・ドファはすでにすべてが変わったと感じている。 脱出直前、カン・ジャンギョルが木にぶつかり負傷し、結局兵士に囲まれる。カン・ドファはすべての罪を自分が背負うと和親を自ら申し出る。劉氏は和親後の報告と、貴婦人たちの間で慎重に振る舞うよう助言し、問題が起きても助ける者はいない、自分の運命は自分次第だと告げる。カン・ドファは弟だけは守ってほしいと頼み、決然と大気国へ向かう。 旅の途中、カン・ドファと侍女チョンテは大気国の状況と四人の王子について事前に調べる。カン・ドファの結婚相手は第四王子モク・ムウン。彼は王に疎まれ、四歳で別宮に送られ孤独に育った。チョンテはそんなモク・ムウンがカン・ドファを守れるか心配する。大気国の朝廷は複雑で、世子モク・ムグは母方の力が強く、第二勢力のジン家はジン・チョクビの息子モク・ムフンを支持。二人は世子の座を巡り激しく争い、モク・ムウンは孤立している。カン・ドファが少しでも失敗すれば危機に陥る。 左相シム・ジェヤは平凡な出自だが王の命を救ったことがあり、冷酷との噂が絶えない。世子争いの中心人物だ。シム・ジェヤはペン氏の家を捜索し銅銭を見つけ、ペンスに罪を自白するよう脅す。ペンスは冤罪を訴えるが結局屈服する。シム・ジェヤの護衛ジャンロはなぜペンスが冤罪なのに濡れ衣を着せるのか理解できない。シム・ジェヤはペンスが金に興味はないが悪事を働いたため、彼を利用して黒幕を捕まえるつもりだと説明する。 カン・ドファ一行は大気国の城門に到着するが、日が暮れるまで入れないと言われ待つ。モク・ムウンは城内で鳥を世話し、和親には興味がなさそうだ。シム・ジェヤは詩を手がかりにチュイモン楼に到着。誰かが意図的に彼を導いていると知りつつ恐れない。夜になるとカン・ドファとチョンテは狼の遠吠えを聞き、間もなく狼の群れが襲来。カン・ドファは火を焚いて狼を追い払い、城門を開けなければ皆危険だと警告し、ついに門が開く。しかし城内にも狼が現れ、カン・ドファとチョンテはチュイモン楼へ逃げる。チョンテはカン・ドファを守り狼を防ぎ、カン・ドファは突然現れた人物から「この贈り物、気に入ったか」と言われ驚く。 一方、江湖の人ソルヨムがシム・ジェヤの前に現れる。ソルヨムは悪銭捜査中に逃亡した人物で、シム・ジェヤに「一朝千峰図」を渡す代わりに家族を守ってほしいと頼む。シム・ジェヤは約束する。その時、シム・ジェヤは窓の外の動きを見て追いかけ、部屋で華合山の毒に中毒される。同時にカン・ドファも中毒状態で現れる。カン・ドファは死んでも他人に身を任せないとシム・ジェヤに攻撃を仕掛ける。シム・ジェヤは彼女が和親公主だと気づき、誰かが自分たちを罠にかけたと悟る。危機の瞬間、チョンテらが到着し状況が収束する。 朝廷では臣下たちがシム・ジェヤを弾劾しようとするが、王はその意図を見抜く。シム・ジェヤは悪銭問題を挙げ、騒動を起こす者たちが関与していると推測。王は悪銭が国の根幹を揺るがすとして徹底調査を命じる。しかし公主に関する噂が広まると和親が破談となり、カン・ドファは送り返される危機に。カン・ドファは弟を守るため自ら運命を切り開くと決意する。 第2話 シム・ジェヤは急いで迎官に行き命令を伝えようとするが、モク・ムウンに呼び止められ、公主を北元に送り返すつもりかと問い詰められる。モク・ムウンはシム・ジェヤのせいで無実の女性が犠牲になると怒り、王に直訴することを決意。ちょうどその時、迎官で公主が自殺を図ったという声が響き、モク・ムウンは慌てて部屋へ駆け込む。カン・ドファは首に痕が残るほど危険な状態だった。モク・ムウンは全てシム・ジェヤの責任だと非難。シム・ジェヤは自分が医術を知っていると治療を申し出、モク・ムウンは悩んだ末に同意する。 シム・ジェヤは銀針でカン・ドファの急所を突き、チョンテは心配そうに見守る。カン・ドファはシム・ジェヤが自分を試していると気づき、もう気絶したふりをせず目を覚ます。その後、カン・ドファは王に会いに行き、堂々とシム・ジェヤと結婚すると宣言。シム・ジェヤは反対するが、カン・ドファは和親が大事だから誰とでも構わないと言い、モク・ムウンも同意。カン・ドファは膝をつき、婚姻が続く限り条件は問わないと約束。王はこれを受け入れ、シム・ジェヤはしぶしぶ従う。 カン・ドファは宿舎に戻るとすぐ、劉氏が送った宦官に連れて行かれる。宦官は彼女が勝手に結婚を決めたと非難。カン・ドファは理由を説明するが、宦官は解毒剤を与えず苦しめる。カン・ドファは耐え抜く。 一方、ペンスが獄中で亡くなったという知らせが届く。シム・ジェヤは名簿を受け取り悪銭に関わる人物を調査、ソルヨムの「一朝千峰図」も探す。モク・ムグもその絵を探し部下がソルヨムを逃したことに怒り、必ず絵を見つけるよう命じる。 ヤン・マンチョンはカン・ドファの体の桃の花模様を見て疑いを持つが、カン・ドファは生まれつきの痣だとごまかす。ヤン・マンチョンは解毒を手伝うと申し出るが、カン・ドファは警戒して断る。ヤン・マンチョンは劉氏の命令を伝え、毎月解毒剤を持ってくると約束。 シム・ジェヤの家では側室のジン・ヘオとタン・ウンシムが正室のメン・ジンジンに不満を訴えるが、メン・ジンジンは意に介さず家を整える。カン・ドファが到着すると一部の下女が彼女をいじめ、チョンテがそれを止める。ジン・ヘオはチョンテを叩き、カン・ドファは謝罪。シム・ジェヤは全て知っていたが介入しない。カン・ドファは三人の女性の牽制を耐え抜き無事に家に入る。メン・ジンジンに礼をする際、座布団に針が仕込まれていたが、カン・ドファは耐える。全てはシム・ジェヤの意図だった。 第3話 チョンテはカン・ドファの足の針痕を見てメン・ジンジンらを恨むが、カン・ドファはむしろ今の方が劉氏のそばにいた時よりましだと考える。以前は弟のために全てを我慢していたが、今は反撃もできると感じ、シム・ジェヤさえうまく扱えばいつか居場所を得られると思う。 合卺礼の時間が迫るがシム・ジェヤは動かず、カン・ドファはチョンテに「来なければ簡素に済ませる」と王に伝えさせる。シム・ジェヤはしぶしぶ出席。最初の関門は脂身の肉を食べること。カン・ドファは素早く赤身を食べ、シム・ジェヤに脂身を渡す。シム・ジェヤは無理やり飲み込む。 杯を交わす順でカン・ドファは酒の異変に気づき、わざとシム・ジェヤに口移しで酒を渡す。シム・ジェヤは驚くが、体面上怒らない。この時ソルヨムが現れ、メン・ジンジンは彼を静かに処理し「一朝千峰図」を奪う。シム・ジェヤはカン・ドファの酒に薬を入れ本心を聞き出そうとする。カン・ドファは演技し「生き延びるため」「初めて会った時から心を奪われた」と言うが、シム・ジェヤは信じず、簪を柱に投げて警告。 その後ソルヨムの遺体が発見され、靴に付いた泥がシム・ジェヤの庭のものと判明。シム・ジェヤは庭を封鎖。メン・ジンジンは危機を好機に変えようとする。カン・ドファは「一朝千峰図」が書斎にあると推測し、ちょうど下女に呼ばれ書斎へ。絵を見ていると偶然秘密箱を発見するが、シム・ジェヤが入ってきて慌てて閉じる。シム・ジェヤはカン・ドファに自分を書斎に導いた下女を指摘させる。カン・ドファは悩み下女たちの右足を見せ、靴底が擦れた下女を見つける。下女はその場で自殺。 シム・ジェヤはカン・ドファが事前に言わなかったことを責め、カン・ドファはわざとだとごまかす。シム・ジェヤはカン・ドファの観察力を疑うが、カン・ドファは「呼ばれてうれしかったからついていった」と言う。シム・ジェヤは不満を残しつつ引き下がる。 翌日、シム・ジェヤはメン・ジンジンを訪ね、前夜の下女の名前をわざと口にして警告。メン・ジンジンは不安になり「一朝千峰図」を早く外に出そうとする。シム・ジェヤはカン・ドファに料理を褒美として出すが、カン・ドファは彼が食べるまで口にしない。シム・ジェヤは毒殺を疑っていると気づく。彼はカン・ドファに明日の世子の宴に同行するよう言う。カン・ドファはなぜメン・ジンジンでなく自分なのか疑問に思うが、シム・ジェヤはカン・ドファの方が適任だと言う。実はカン・ドファが秘密箱を触ったのを知り、世子の手で彼女を排除しようとしていた。カン・ドファはそれを知らず宴の準備をする。 第4話 カン・ドファはシム・ジェヤと共に山へ向かう。シム・ジェヤは何の準備もせず、カン・ドファは黙って従う。到着後、シム・ジェヤはチョンテと部屋に入り、カン・ドファは外で見守る。カン・ドファはシム・ジェヤが自分を害そうとしているのではと疑う。部屋では昼食とお茶が出され、カン・ドファはチョンテと共に毒がないか確認。しかし二つの料理を一緒に食べると中毒になることを思い出す。シム・ジェヤが世子の手で自分を殺そうとしていると気づく。 カン・ドファは腹痛を装う。シム・ジェヤは喜び、カン・ドファが着替えに行くと下女たちに彼女を殺させようとする。しかしカン・ドファは既に察知していた。刺客が押し入り、カン・ドファとチョンテは協力して刺客を倒す。カン・ドファはチョンテに自分の服を着せて追跡をかわし、自分は下女の服に着替えて群衆に紛れる。途中で豚の血をつけ、モク・ムウンの家へ駆け込む。カン・ドファはついに気絶し、モク・ムウンは治療しようとするがカン・ドファは拒否。 シム・ジェヤはカン・ドファが逃げたと知り世子を放置して去る。世子は怒り下女を殺す。シム・ジェヤはカン・ドファが王の元へ行くと思ったが、モク・ムウンの家にいると知り訪ねる。彼はカン・ドファの傷が偽物だと暴こうとするが、カン・ドファは本当に足を刺していた。モク・ムウンはカン・ドファをより信頼するようになる。カン・ドファはシム・ジェヤが自分を殺そうとしたのか問うと、モク・ムウンは「もう一度彼女を傷つけたら許さない」と警告。 カン・ドファは麻酔を拒み、シム・ジェヤが自ら傷を縫う。「今後この傷を見るのは自分だけだ」と言う。カン・ドファは警戒しながら眠り、シム・ジェヤは彼女を見守る。カン・ドファが目覚めると、シム・ジェヤはメン・ジンジンに彼女の世話を頼む。メン・ジンジンはシム・ジェヤの態度に疑問を抱き、自分が危険になるのではと心配する。 カン・ドファは記憶を頼りに絵を描きヤン・マンチョンに渡す。チョンテはカン・ドファの頼みで故郷の料理を買いに行こうとするが、シム・ジェヤが外出を禁じる。メン・ジンジンはシム・ジェヤが自分を疑っていると考え、より慎重になる。カン・ドファは絵を使い解毒剤を得る。その後シム・ジェヤに自分が彼を殺そうとした理由を明かし、絵を探す方法があると提案。二人は互いに警戒し対立する。 第5話 カン・ドファとシム・ジェヤはわざと仲睦まじいふりをして周囲に見せるが、部屋では距離を置いて過ごす。翌日の食事の席でカン・ドファは結婚式が簡素すぎたのでやり直したいと言う。シム・ジェヤはメン・ジンジンを意識するが、カン・ドファの期待に負けて同意。メン・ジンジンはあっさり受け入れる。 カン・ドファはシム・ジェヤに自分でエビを剥いてほしいと頼む。シム・ジェヤは仕方なくエビを剥いてカン・ドファに食べさせる。カン・ドファはさらに要求し、ジン・ヘオもエビを食べようとして皿をひっくり返す。シム・ジェヤは新たに用意するよう命じる。カン・ドファはシム・ジェヤに自分で料理してほしいと頼む。シム・ジェヤは不満ながらも料理を作る。カン・ドファは彼がわざと嫌いな材料を入れたと気づくが、笑って食べる。 メン・ジンジンは今回の結婚式が変だと感じ、「一朝千峰図」を外に出す準備をする。シム・ジェヤの妹ヒャン・チョンヨンは正義感が強く人身売買現場を目撃し、武侠の助けで犯罪を阻止。ヒャン・チョンヨンは帰宅しカン・ドファの演技が上手いと思う。チョンテとヒャン・チョンヨンは口論し、シム・ジェヤが仲裁。カン・ドファは具合が悪いふりをして部屋に入る。 結婚式の日、カン・ドファは必ずシム・ジェヤより先に「一朝千峰図」を手に入れると誓う。シム・ジェヤはカン・ドファの着付けを手伝い最後のチャンスだと警告。モク・ムグ、モク・ムフン、モク・ムハら王子たちが祝福に現れ、それぞれの思惑を見せる。カン・ドファは正室だけが着られる赤い礼服で式を挙げ、モク・ムウンは屋上から演奏で祝う。 メン・ジンジンはヒャン・チョンヨンを解放し、カン・ドファがシム・ジェヤに料理させたと耳打ち。モク・ムウンはカン・ドファの傷を心配。メン・ジンジンの侍女はカン・ドファの無礼を陰口。ヒャン・チョンヨンはカン・ドファに問い詰めに行き、モク・ムウンが自分を助けた人だと気づく。カン・ドファはメン・ジンジンが消えたことに気づく。その時モク・ムグは「チョホイサン」という紙を受け取り騒ぎを起こす。シム・ジェヤは誰か別の目的があると察し注視。ヒャン・チョンヨンは部屋で女性の悲鳴を聞き駆けつけるが、そこにはモク・ムグがいた。モク・ムグはヒャン・チョンヨンが自分を害そうとしたと主張。混乱の中、カン・ドファはついにチャンスを掴む。 第6話 … 더 읽기