心の 奥底に しまっていた 夢や、忘れかけていたときめきを もう 一度 感じたいと 思った ことは ありませんか。2025年、SBSが 贈る 新たな 金土ドラマ「私たちの映画」は、そんな あなたの 心に 優しく寄り添い、静かな 感動を 届ける“ 人生の 主役”に なる 物語です。
主人公は “スランプの天才”イ・ジェハと、“限りある 時間を 生きる”イ・ダウム。イ・ジェハはデビュー作で一躍注目を浴びたものの、父である巨匠監督の影と次回作への重圧に押しつぶされそうになり、5年間も新作を作れずにいました。そんな彼が出会ったのが、希少疾患を抱えながらも前向きに生きる女優志望のイ・ダウムです。彼女は「今日が最後かもしれない」という現実と向き合いながらも、毎日を全力で輝き、周囲の人々に希望を与える“小さな太陽”のような存在です。
二人は一本の映画を一緒に作り上げる過程で、互いの傷や孤独、そして本当に大切なものを見つけていきます。イ・ジェハは“孤独な映画監督”として自分の殻に閉じこもっていましたが、イ・ダウムの率直な言葉と強い意志に触れ、再び夢に向かって歩き始めます。イ・ダウムもまた、自分の人生を“主役”として生きる勇気と、本当の愛を見つけます。
豪華キャスト陣が織りなす人間ドラマは、笑いあり涙あり。映画制作の現場では、プロデューサーのブ・スンウォンやベテラン女優チェ・ソヨンなど個性豊かな仲間たちが二人を支え、時に厳しく、時に優しく成長を促します。現場の空気は常に温かく、俳優たちの息の合った演技と即興のやり取りが、観る者の心を揺さぶります。
監督イ・ジョンフムは“繊細な感情描写”と“リアルな人間模様”を得意とし、これまで『操作』『誰も知らない』などのヒット作で高い評価を得てきました。今回もキャラクターの内面に寄り添い、静かな感動と力強いメッセージを届けます。
「私たちの映画」は、人生の儚さと輝き、愛と成長を描いた“本物のメロドラマ”です。主演ナムグンミンとチョンヨビンの圧倒的な演技力、そして二人のケミストリーが織りなす切なくも美しいラブストーリーに、あなたもきっと心を奪われるはず。人生の終わりに、本当に大切なものが見えてくる――そんな奇跡のような一瞬を、ぜひご覧ください。
私たちの映画
- 英語名 Our Movie | 日本語名 私たちの映画 | 韓国語 우리 영화
- ジャンル ロマンス、メロドラマ
- 原作 オリジナル
- 脚本 ハン・ガウン、カン・ギョンミン
- 監督 イ・ジョンフム | 演出 イ・ジョンフム
- 出演者 ナムグンミン、チョンヨビン、ソヒョヌ、イソル、キムウンビほか
- 国・地域 韓国
- シーズン数 1
- 話数 12
- 各話の長さ 約70分
- 製作 SBS
- 制作 スタジオS、ビヨンドJ
- 公式ウェブサイト SBS公式ページ
- 配信 SBS、ディズニープラス
- 配信国・ 韓国、日本ほか全世界
- 配信期間 2025年6月13日~
Table of Contents
私たちの映画 相関図
私たちの映画 キャスト
イ・ジェハ : ナムグン・ミン
映画監督。デビュー作以降5年間次回作を出せずスランプに陥っている。父イ・ドゥヨン監督(巨匠)の息子という称号に縛られ、父に対して複雑な感情を抱いている。父の映画『白い愛』のリメイクを担当し、余命わずかな女優イ・ダウムと出会い新たな変化を迎える。
代表作ベスト3: ストーブリーグ, チーフ・キム, ザ・ヴェイル
イ・ダウム : チョン・ヨビン
余命わずかな女優志望者。映画『白い愛』の主人公『ギュウォン』役。5年間の闘病生活を経て明日がないという切迫感の中、イ・ジェハ監督と出会い、女優として、そして人生の主人公として新たな挑戦を始める。
代表作ベスト3: 罪深き少女, ロマンティック・ドクター キム・サブ, シークレット・ズー
プ・スンウォン : ソ・ヒョヌ
映画『白い愛』のプロデューサー。商業的感覚と芸術的洞察力を兼ね備えたプロデューサー。イ・ジェハを説得し『白い愛』のリメイク作業を主導する。
代表作ベスト3: 脱走, ゴースト, 正直な候補2
チェ・ソヨン : イ・ソル
韓国映画界のトップスター。5年前にイ・ジェハ監督の映画でスターとなった。過去と現在のイ・ジェハとの関係が交錯し複雑な感情を抱く。
代表作ベスト3: ロマンティック・ドクター キム・サブ, 賢い医師生活, ストレンジャー
その他のキャスト
キム・ジョンウ : ソ・イソ
人気急上昇の俳優。映画『白い愛』の男性主人公『ヒョンサン』役。デビュー作からイ・ジェハと縁がある。
代表作ベスト3: スイートホーム, ヴィンチェンツォ, マイン
ユ・ホン : キム・ウンビ
映画『白い愛』の助監督。若く有能な助監督でスタッフをよく統率する。監督にはあまり関心がないが、徐々に映画に溶け込んでいく。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
ナム・ジェイン : パク・ウンウ
映画『白い愛』の助演『看護師』役。イ・ダウムの大学同期で友人。複雑な感情を抱く。
代表作ベスト3: 賢い医師生活, ライブ, ストレンジャー
チ・チョルミン : ホ・ジョンド
映画『白い愛』の撮影監督。実力派でロマンチックな性格の撮影監督。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
チョ・ジンミ : チュ・ミンギョン
映画『白い愛』のメイクアップ主任。現場を取り仕切るカリスマ的なメイクチーム長。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
イ・ジョンヒョ : クォン・ヘヒョ
ダウムの父、韓国大学病院遺伝学センター教授。娘の健康と生活を案じている。
代表作ベスト3: 応答せよ1988, ストレンジャー, マイ・ミスター
クァク・ギョヨン : オ・ギョンファ
ダウムのソウルメイト、コンテンツPD。ダウムの頼れる友人であり助言者。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
イム・ジュンビョン : イ・ジュスン
イム家の食堂シェフ、ダウムのマネージャー。イ・ジェハとは幼少期からの縁がある。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
キム・ミンソク : チャン・ジェホ
ダウムの主治医、韓国大学病院教授。映画の医療顧問でイ・ジョンヒョの弟子。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
コ・ヘヨン : ソ・ジョンヨン
ビヨンドエンタ代表。ソヨンのマネージャーでイ・ダウムに注目している。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
ファン・ミソン : オ・ミネ
ギョヨンの母、バリスタ。ダウムにとって母親のような存在。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジー, マイ・ミスター
ノ・ヒテ : チョン・ソクチャン
バイラル専門芸能部記者。スンウォンのビジネスパートナー。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
キム・ジニョ : イェ・スジョン
原作映画『白い愛』の女性主人公。90年代の女優。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
ハン・ソンホ : ハン・ジョンフン
ヨンジン創業常務。映画投資家として映画界に足を踏み入れる。
代表作ベスト3: 未生, ストレンジャー, マイ・ミスター
私たちの映画 ロケ地
ガンブク サムスン ビョンワン(강북삼성병원)
住所:ソウル市チョンノ区セムナン路29番地 ガンブク サムスン ビョンワン
チュング区 チュンジョンノ1カ(중구 충정로1가)
サムチョク カルナムコウ(삼척 갈남항)
住所:カンウォン道サムチョク市ウォンドク邑カルナム里99-20
サムチョク ヨンファビーチ(삼척 용화해변)
ヨンサン CGV(용산 CGV)
住所:ソウル市ヨンサン区ハンガンデロ23路55番地 ヒョンデ アイパークモール6階
ハンガン チャムスギョ(한강 잠수교)
チョンノ タプコルコウエン(종로 탑골공원)
ヤンチェチョン(桜並木の撮影地)(양재천 (벚꽃길 촬영장소))
ヨンイン オナーストン ボウアンドウ(용인 아너스톤 봉안당)
住所:キョンギ道ヨンイン市チョイン区モヒョン邑チョブリ692-2
ウィークエンド スパ ロッテ リゾート ソクチョ支店(위켄드스파 롯데리조트 속초점)
私たちの映画 あらすじ ネタバレ
エピソード1
2025年6月、映画監督イ・ジェハは暗いスタジオで一人座っている。デビュー作「クリーニング」で脚本賞と監督賞を同時に受賞し、忠武路の新星と称賛された彼だが、父の突然の死以来5年間、作品を発表していない。周囲からの期待や重圧、そして父の代表作「ホワイトラブ」への複雑な感情に押しつぶされていた。世間は再び「ホワイトラブ」のリメイクを彼に求めるが、ジェハはその提案を拒否する。しかし偶然、父の同僚でありオリジナル女優のキム・ジンヨから「ホワイトラブ」のオリジナル原稿を発見する。古い紙の香りと父の筆跡が彼の感情をかき乱す。
一方、かつて女優を夢見ていたイ・ダウムは、5年に及ぶ闘病の末に余命宣告を受け、退院するとすぐにオーディション会場へ向かう。明日がないかもしれないという切迫感と必死さに突き動かされ、彼女は「ホワイトラブ」のヒロイン、ギュウォン役のオーディションを受ける。会場には多くの志望者が集まり、やつれたダウムは静かに隅で順番を待ちながら、この一度きりの機会がどれほど大切かを自分に言い聞かせる。
ジェハがオーディション会場に入る。プロデューサーのプ・スンウォンは「これが君の最後のチャンスかもしれない」と告げる。ジェハは無関心そうにオーディションを見ているが、ダウムの番になると彼女に視線を固定する。ダウムは自分に残された時間が少ないことを隠しながらギュウォンのセリフを朗読する。彼女の目と声には生きているすべての感情が込められている。最初は無関心だったジェハも、徐々に彼女の演技に引き込まれていく。オーディション後、ジェハはダウムを呼び寄せ、なぜこの役を望むのかと尋ねる。ダウムは「最後にもう一度、生きていると感じたいから」と答える。ジェハはその答えに黙ってうなずく。
オーディション後、ジェハは一人劇場に残り、父の映画「ホワイトラブ」のラストシーンを見つめる。古い白黒映像が流れ、父の声と失われた時間を思い出す。その時、ダウムが静かに劇場に入ってくる。二人は短い会話を交わし、それぞれの傷と夢を分かち合う。ダウムが「この映画が誰かにとっては汚れた記憶かもしれない」と言うと、ジェハは映画の意味と自分の傷について考え直すきっかけを得る。
夜が更け、ダウムは病院に戻る道で母に電話をかけ、明日が来ないかもしれないという不安と、今日も生き延びた安堵の間で揺れる。ジェハはスタジオで再び父の原稿を開き、一文一文を噛みしめながら、自分がなぜ映画を作り始めたのか、これからどんな映画を作りたいのかを考える。
エピソードの終わりで、ジェハはダウムを再びオーディションルームに呼び、「死なないで」というセリフを心を込めて言ってほしいと頼む。ダウムは目を閉じ、魂を込めてそのセリフを言う。その瞬間、ジェハは自分が探していた本当の主人公を見つけたことに気づく。こうして二人の運命的な出会いが始まる。
エピソード2
病との闘いの末に得たチャンスを大切にしながら、ダウムは撮影現場で心を込めて演技する。ジェハは、余命を生きる人間の切実さを彼女の演技から感じ取る。トップスターのチェ・ソヨンが助演として現場に戻り、複雑な感情を見せる。撮影は順調に進まず、ダウムの体調は悪化し、ジェハは彼女に対してますます感情移入していく。オリジナルキャストとの対立、予算問題、スタッフ間の小さな争いなど、現場は問題が絶えない。ジェハは次第にダウムに心を開き始める。
エピソード3
ジェハはダウムの演技と生き方に心を動かされ、彼女を映画の中心に据える決意をする。しかし、ダウムの病状は悪化し、父のイ・ジョンヒョは彼女の健康を心配する。チェ・ソヨンは主役を奪われた傷からダウムに敵対的になる。制作チームは「ホワイトラブ」オリジナルキャストとリメイクの意味を巡って対立する。ジェハは父の影から抜け出し、自分自身の監督としてのビジョンを追求しようとする。
エピソード4
撮影が本格的に始まるが、ダウムの健康問題が制作中断の危機を招く。ジェハはダウムが諦めない覚悟を確認し、彼女のためにスケジュールを調整する。チェ・ソヨンは助演として存在感を示そうと努力する。プロデューサーのプ・スンウォンは海外映画祭への出品を目指して作品のクオリティ向上を図る。ダウムは演技と治療を両立させるため、時間をやりくりする。ダウムの勇気に触発され、ジェハは映画作りにより深く没頭していく。
エピソード5
ダウムは病院で緊急事態に見舞われるが、現場に戻ってくる。彼女を見つめるジェハは、彼女に対して特別な感情を抱く。オリジナルキャストのキム・ジンヨとキム・ヒョンチョルが現場を訪れ、助言を与える。ダウムはオリジナル「ホワイトラブ」のヒロインと出会い、新たな演技のインスピレーションを得る。チェ・ソヨンはダウムとの競争の中で自身の傷と向き合う。ジェハは父の死以来初めて、本当に映画を作ることが好きだと実感する。
エピソード6
撮影が後半に入ると、ダウムの病状はさらに深刻になる。ジェハは彼女の演技にますます没頭し、二人の関係はより親密になる。チェ・ソヨンは助演として評価され始める。プロデューサーのプ・スンウォンは投資問題に苦しむが、ジェハとダウムの情熱に心を打たれ、惜しみない支援を続ける。ダウムは撮影が終わるまで生きたいという願いを表明し、ジェハはその願いを叶えるために最善を尽くす。
エピソード7
ダウムの体調は急速に悪化し、現場には緊張感が漂う。ジェハは彼女の病状を隠して撮影を続け、スタッフとの対立が深まる。チェ・ソヨンは心からダウムを応援し始め、二人は互いの傷を分かち合う。制作チームは「ホワイトラブ」リメイクの結末を巡って意見が分かれる。ジェハはダウムの現実を受け入れ、彼女と共に新しいエンディングを作る決意をする。
エピソード8
撮影が終盤に差し掛かり、ダウムは最後の演技に全力を注ぐ。ジェハとダウムは現場で徹夜しながら、お互いの気持ちを確かめ合う。チェ・ソヨンもダウムの情熱に心を打たれ、助演を超えた役割を自ら志願する。プ・スンウォンは映画祭出品の最終準備に集中する。ダウムは家族や友人、同僚に最後の別れを準備する。ジェハはダウムとのラストシーンで涙を抑えきれない。
エピソード9
「ホワイトラブ」の最後の撮影が終わる。ダウムは現場を離れ病院へ向かう。ジェハは彼女の不在を強く感じ、喪失感に包まれる。チェ・ソヨンはダウムの女優人生を応援し、自らも新たな挑戦を決意する。制作チームは完成した映画を振り返る。ダウムのメッセージを通じて、ジェハは人生と芸術の意味を再考する。ダウムは家族と静かな時間を過ごし、自分の選択に後悔はないと語る。
エピソード10
「ホワイトラブ」が試写会で公開される。観客はダウムの演技に深く感動する。舞台挨拶でジェハはダウムについて語り、涙を流す。チェ・ソヨンは助演としての誇りを取り戻し、新たなプロジェクトのオファーを受ける。プ・スンウォンは映画の成功に安堵し、ダウムの家族を慰める。ジェハはダウムとの思い出を振り返り、彼女が残した痕跡を大切にする。ダウムは病室で映画の成功を聞き、微笑む。
エピソード11
映画は国際映画祭に招待され、大きな注目を集める。ジェハはダウムの不在を感じ、共に過ごした時間を大切にする。チェ・ソヨンは新作で主演として復帰する。プ・スンウォンは映画制作の意味を振り返り、ダウムの家族と共に映画祭に参加する。ジェハはダウムが残した手紙を読み、彼女が自分の人生にもたらした変化を受け入れる。ダウムは家族と最後の時を過ごし、静かに息を引き取る。
私たちの映画 結末
エピソード12
最終話で、ジェハはダウムの葬儀で彼女を思い出す。「ホワイトラブ」は国内外で高い評価を受け、ダウムの演技は多くの人々に感動を与える。チェ・ソヨン、プ・スンウォン、制作チームはそれぞれ新たなスタートに向けて準備を進める。ジェハはダウムのセリフと笑顔を思い出し、これからも映画で人々の心を動かし続けることを誓う。ラストシーンで、ジェハは空っぽのセットに立ち、ダウムの声が幻聴のように聞こえる中、微笑む。
イ・ジェハは再び夢に向かって歩き始め、イ・ダウムも自分の人生を“主役”として生きる勇気を見つける。二人は映画を完成させ、愛と希望を胸に新たな一歩を踏み出す。